covid-19パンデミック…狂気の行方

<題名;covid-19パンデミック・・・愚かなる狂気>R03-08-14

  政府・行政は、まんえん防止法、緊急事態宣言によって、マスクの着用、行動の制限、飲食の制限、灯火管制、等々、根拠と効果の不明な事柄を国民に押し付けているが、感染者の減少に繋がらない現況に対して、監視と強制を更に強化しようとしている。

 我々は太平洋戦争で多大の被害を出し、多数の人命を失った。

 当時、灯火管制や行動制限等、官僚と隣組と称する組織に因って厳しい権力行使と監視が行われて住民をとことん疲弊させた。戦後、我々は、開戦自体も大きな間違いだったが、強力な統制は国民の疲弊を招き権力行使者の責任を隠していたため、官僚とその他組織による様々な統制もまた大きな間違いだった事を、当時の検証から学んだ。

 今、政治と行政の責任者は統制の強化を計り、彼等の責任と無能、そして主導権争いを隠そうとする唯それだけの為に、権力を持って統制を強化し、国民を操ろうとしています。

 だが、ウィルスの性質上、絶滅は不可能であって、ウィルス感染症を皆無とする事は出来ません。人類は、天然痘狂犬病日本脳炎、等々のウィルス感染症と戦ってこれを略退けたが、ウィルスを根絶した訳ではありません。これ等ウィルスは現在でも世界に拡散して感染の機会を狙っています。

 ウィルス感染症に対して国民の行動制限を強化する等には如何なる根拠も益もなく、主導権を狙って狂奔する政治家、官僚、マスコミ、そして訳の解らない評論家達の戯言に過ぎません。この様な主導権あらそいが渦巻く狂気の世界から一刻も早く抜け出して、ワクチンの摂取と感染に対抗し得る体力の獲得こそ、最優先すべきです。

 統制の強化で感染症は絶対に収束しません。国民の疲弊とともにウィルスは更に変異して、益々勢力を伸ばすでしょう。ウィルスの活動を抑えるにはワクチンの投与と発症を抑え得る人体の構築しかありません。

          福島 勇 ; 作家(主たる分野;理論生物学、理論物理学

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