文明の行方  作;福島勇  Amazon電子書籍・

 

 

   文明の行方(概容)

                    The cruel future of civilization

               作;福島 勇 amazon電子書籍

 

 アフリカや中近東で吹き荒れていた武力闘争の嵐は、遂に、苛烈なテロとなって世界を震撼させ始めた。日本も例外では有りえず、遂に、東京駅が爆破された。だが、日本をターゲットにした策謀は此れだけでは無かった。東シナ海で日本の空母<飛鳥>が破壊され、尖閣列島が奪われた。だが、日本は反撃と報復攻撃を躊躇していた。そして、東京が核攻撃に曝された。

 600万年前に地球上に現れて、如何なる生物にも類を見ない特異な進化を遂げた人類は、過って如何なる生物も築いた事無い文明を築き、今や生物界の頂点に立ったが、宗教や国家、民族など集団間の対立と抗争は止まる事が無く、人口増と供に、紛争は益々激しくなっている。

 だが、この様な地表の喧騒とは無関係に、太陽が変化していた。地球内部での熱対流が変化していた。過っての地球を何度も襲い、生命の大部分を絶滅に追い込んだ地球環境の異変が刻々と迫っていた。絶滅か?存続か?・・・人類同士の闘争の中に存続のカードが無いことは確かだ。

 在るとすれば、此れまでに築き上げた文明の中に、・・・・・・?。