世界絶滅0,1秒前

<題名;世界絶滅0,1秒前・核の対決>R4-03-07

 

 ロシア・プ―チンが核攻撃をちらつかせて世界を恫喝した。これに対して、アメリカ及びヨ―ロッパ諸国は一笑に付したようにもみえた。だが軍事行動は隠密裏に遂行する事が最良であるのは歴史が証明している。

 敵に察知されること無く極秘に実行される軍事行動は結果を大きく左右する。プ―チンの言葉の背後で何が起こっているか?

 プ―チンの言葉に、アメリカ及びヨ―ロッパ諸国は即座に臨戦態勢に入り、保有する迎撃ミサイルと報復の核ミサイルの発射体制を整えた筈だ。

ロシアが放つ一発??の核ミサイルは核戦争の引き金になる事は間違いない。問題の多い世界だが、表面的には正常に動いている様に見える世界だが、背後では、一触触発の危機が連続しているはずだ。

 

戦争、特に核戦争は膨大な資産と人命が消失する。人類の絶滅の発端となる可能性が大きい。軍人であっても核戦争を望む者は無いだろう。しかし国家権力を握った者が覇権を掛けて争った時、核の持つ巨大な破壊力は最高に魅力的な武器となる。プ―チンはそれに手を伸ばした。

街頭で、国連で、・・・如何なる場所で、如何なる大声で、如何に大勢の人々が、核の不使用を叫んだところで、権力を握って暴走する人間に対して如何なる効果も無いだろう。

日本は核3原則等と言って騒いでいるが、平和主義等、と欺瞞に満ちた言葉の羅列は何の役にも立たない。核の使用は核に因って止めるしかない。国民(国家)の生命、財産、生活を核攻撃から守ろうとするなら、報復の為の核攻撃力を持つしかない事を悟り、早急に対応すべきである。

 

             福島 勇 ; 作家(主たる分野;理論生物学、理論物理学